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高知 メガネのハマヤは、浜田清と久美+タカアキのメガネ店です。

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〒781-2105 高知県吾川郡いの町新町66

ガラスレンズの知恵

ガラスレンズのメリット

眼鏡レンズの素材は大きく分けると、プラスチック素材とガラス素材になります。
プラスチックレンズの特性は
・軽い
・われにくい
・染色が自由にできる
・くもりにくい
などの長所があります。

反面、ガラスレンズに比較して
・傷がつきやすい
・光学性能が劣る
・厚みがでてくる
・長持ちしない
・歪やすい
などの欠点もあります。ですから、ガラスレンズは
・強度近視のかた
・明るい画像を求めるかた
・傷がつきやすいお仕事のかた
・長〜く使いたいかた
などのかたにおすすめです。

今の主流は軽いプラスチックレンズですが、ガラスレンズも「ウスカルフレーム」に入れると、けっこう軽く作ることができます。
(軽さの点でいえば、やはりガラスレンズよりもプラスチックレンズが軽いです。軽さを追求するかたはプラスチックレンズを選んでください)

総合的に考えれば「ガラスレンズのほうがメリットが大きい」と思われるかたは、ガラスレンズを選んでください。

ガラスレンズの気になる点はレンズの重さですが、たとえばS−10.00Dの強度近視のかたでもシンメトリーに入れますと、片眼5g弱でいけます。両眼でも10gありません。
この重量は、お顔に掛けられても重さはまず気にならないと思います。
なにしろ、10gは100円硬貨二つ分しかないのですから。
シンメトリーが約10g(サイズによって若干重量が異なります)、メガネ全体の総重量でも約20gで仕上がります。

シンメトリーのレンズ軽く薄くする効果は凄いです( ^)o(^ )



ガラスレンズとプラスチックレンズの比較長短については、このサイトもご覧ください。

こちら



S-13.00以上あるかたに、シンメトリーにガラスレンズ(屈折率1.9非球面レンズ)でお作りいただきました。
フレームからのレンズのはみ出しも、ほとんど気にならないぐらいの薄さで仕上がっています。

S−12.00以上あるかたに、シンメトリーにガラスレンズ(屈折率1.80非球面レンズ)でお作りいただきました。メガネ全体の総重量は21gで仕上がっています。

ガラスレンズの長所も考慮に入れてレンズ選びをしてください。
当店はガラスレンズが適切と思われる方には、ガラスレンズをお勧めしていきます。


屈折率 アッベ数 比重 視感透過率
プラスチックレンズ 1.74 31.0 1.47 97.0
1.70 36.0 1.41 98.5
1.67 31.0 1.37 98.0
1.60 41.0 1.32 99.0
ガラスレンズ 1.90 30.0 3.89 99.0
1.80 34.4 3.65 99.0
1.70 40.0 3.21 99.0
1.60 41.0 2.63 99.0

当店販売レンズの代表的なレンズ素材の3要素と視感透過率です。

・「屈折率」は光が空気中を進む速度を1として、他の媒質を進む速度の割合をあらわしたものです。
同じ度数なら、数値が大きいほどレンズは薄くなります。

・「アッベ数」は光の分散能の逆数をあらわしたもので、分散能は色収差のでる大きさを示したものです。
アッベ数はこの逆数を示したものですから、数値が大きいほどレンズ周辺での色収差が少なくなります。

・「比重」はある物質の質量を比較するのに、どれだけ物質が重いかを比較したものです。
数値が大きいほど重くなります。

・「視感透過率」は簡単にいいますと、可視光線(550nm付近)がそのレンズを通ってどれだけ透過するか、ということです。
数値が大きいほど透明度が良くなります。

まとめますと、数値が大きいほど
屈折率はレンズが薄くなり
アッベ数はレンズの色ズレが少なくなり
比重はレンズが重くなり
視視感透過率はレンズが明るくなります。

■ガラスレンズのフレーム選び

ガラスレンズのフレーム選びは、ガラスレンズに適応したフレームを選んでください。

・フチなしフレームなどのレンズがむき出しになっているフレーム
・テンプル(腕)の作りが細く、華奢でメガネバランスが悪いフレーム
・超弾性フレームでテンプルのフィッティング調整が困難なフレーム
には、ガラスレンズは適応しません。

ガラスレンズはできるだけバランスのいいフレームを選ぶことによって、ガラスの欠点である重量感を少なくして、ズリ落ちの少ない、快適な掛け心地のよいメガネにすることができます。

お勧めのフレームは、しっかりしたフレームで、フィッターの意のままに、お顔を抱え込むようなフィティング調整が容易にできるフレームです。

↑ガラスレンズにお勧めの「大人の眼鏡」(←クリック)です。

■ガラスレンズの価格
ガラスレンズは、普通レンズと薄型レンズ、超薄型レンズ、超々薄型レンズ、超々々薄型レンズとあります。
度数がそんなに強くないかたが、超薄型のレンズを購入しても意味がありません。
それは超薄型レンズは、弱度では超薄型のメリットである薄くなる効果もあまりありませんし、超薄型レンズは普通レンズに比較してレンズの明るさが落ちるなどのデメリットもあります。(高いモノを購入したという満足感は、でてくるかもしれませんが)

当店は、度数に応じて適切なレンズをおすすめしますので、ご安心ください。(意味のない高いレンズはおすすめしません)

<遠近両用でないガラスレンズの場合>
●あまり度数の強くないかたは、1組(両眼)¥10,000までのレンズがおすすめです。

●そこそこの度数のかたは、1組(両眼)¥20,000前後ぐらいのレンズがおすすめです。

●度数の強いかたは、1組(両眼)¥40,000前後ぐらいのレンズがおすすめです。

●強度近視のかたで、より薄いレンズがお望みのかたは、1組(両眼)¥50,000前後のレンズがおすすめです。

なお、遠近累進レンズ(さかい目のいない遠近両用レンズ)はガラスレンズの種類は少ないです。

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