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高知 メガネのハマヤは、浜田清と久美+タカアキのメガネ店です。

電話でのお問い合わせはTEL.088-892-0171

〒781-2105 高知県吾川郡いの町新町66

無料保証のメガネ店へ行くように、強くすすめる眼科について

眼科医師の中には、メガネ調製に関して「まず、無料保証ありき」で、そのことのみを強調して、保証のあるなし、またはその期間でメガネ店を選択するように指導されています。

しかし、眼科では結果的に無意味だった目の訓練や、治療効果のなかった薬でも無料保証することはありません。
これは、医療ですから仕方がないことだと思います。
同じように、眼科によるメガネの矯正も治療の一環という姿勢だと思いますが(近視、遠視、乱視、は病気ではありませんが)なぜ、目の訓練や薬と違ってメガネだけに無料保証制度を求めるのでしょうか。

これが、本当にお客様のためになっているのでしょうか。

無料でするもしないも商売上の方針ですから、店によって方針は異なります。
なんでもかんでも無料にすることは、秩序が乱れ、弊害もどこかで生じて、倫理的にもお客様のためにもよくないと考える店はやらないでしょう

ある眼科は、「
6ヶ月の無料保証の店」を推奨しているようですが、民間の企業は適正な利益を出していかないと運営はできませんし、良いサービスの提供もできません。
その民間のメガネ屋が半年もの長い期間、しかも、その期間なら何度でも無料保証(きっちりした規定を設けていなければ、何度でも交換可能ということになります)をするとなると、それなりの損をしない「仕組み」を作っていきますから、無料保証制度がお客様にとりまして経済的に有利ということは一概にいえません。

ましてや個々の店で価格も技術力も経営姿勢も違います。
無料保証のことのみでメガネ店を判断されるようになりますと、メガネ業界はドンドン悪くなり、結果、眼鏡士の魂をすてた眼鏡商人が増えることになって、国民の不利益に繋がってくるのではないでしょうか。
消費者本位の「仕組み」を構築していかなかった「士」の魂を捨てた、某建築士の事件は記憶に新しいところです。

無料保証を長期間やっている店が良いメガネ店で、無料保証をやらない店は悪いメガネ店ということはありません。


一般のお客様は、そこまで深く考えるかたは少ないので、一見すると無料保証は安心保証のように感じますが、安心だけではなく、安心の裏には不安もあることをわかっていただきたいです。
これは、メガネ業界に限らずどの業界にもいえることだと思います。
けっして、眼科に媚びを売る店が安心という保証はありません。

こちらにもどうぞ→「白内障術後のメガネ 事例

ある医師はたとえ処方がマズくて、直ぐに度数を交換しなければいけなくなったとしても、「メガネ屋に負担してもらえばいい。そのほうが患者さんのためだ」というお考えです。(処方ミスの場合も)
当然、病院側は責任を負いませんし、病院側に負担は一切かかりません。
それで、表向きは「度数がかわりやすいから・・・・」とか言って、熱心に無料保証店を推奨しています。


「目の度数が変わった場合に、6ヵ月以内なら、たいていのメガネ屋は無料でレンズを入れ替えてくれるので、いまから6ヵ月以内に、もう一度検査します。6ヵ月以内に来院してください」と言う眼科もあります。
眼科がそういうことを言うことについて、下記のような推察を聞いたことがあります。


通常の眼疾患とは違って、メガネの処方だけの患者さんは、以後頻繁に眼科に来て診療を受けることがなく、それっきりになってしまうことが多いけど、そういうふうに「6ヵ月以内の検査」を言うと、たいていは6ヵ月以内に来院してくれる。
これが単に「半年以内に検査に来てください・・・」と言っても、面倒がってこない人が多いけど、レンズ無料にからめて半年以内を言うと、たいていはまた来院してくれる。
 
つまり、無料保証制度は眼科の経営的な面もある。


高い倫理観が求められる眼の専門家の眼科医師が、それでは困ります。
メガネの重要性を考えるなら「表面的な安さなどに惑わされず、調整をキッチリやる店で、信頼のおけるアフターケアのしっかりした店を選んでください」と、光学的、力学的など総合的な面から判断してメガネ店選びのアドバイスをしてもらいたいです。


メガネ店の内容も考えないで、無料保証のメガネ店をすすめるのは無責任です。



そもそも、この制度は誰が考えたか。
以前は、いわゆるキックバックの関係で、メガネ屋と結びついて、堂々と特定のメガネ屋へ行くように仕向ける眼科がありました。
しかし昨今の情勢では患者さんの意向を無視して、特定のメガネ屋を指定することは難しくなってきました。
それであるメガネ屋が眼科に「すべて無料でレンズ交換をしますから、こちらに患者さんを回してください」と、経済的な関係を結ぼうとしていったものです。

無料保証という形は、患者さんには受け入れやすい形態(形をかえた、キックバックです)ですので、メガネの重要性を考えない眼科(眼科医はやはり、病気を治すのが本職ですから、メガネの光学的知識に疎いのは仕方ありません。メガネ店によって、メガネの内容や精度が異なることを知らない眼科もあります)にとっては、責任転化ができるメガネ屋は渡りに船で、都合がよかったのでしょう。

繰り返しになりますが、一部の眼科医師がおしすすめようとしている「メガネ無料保証制度」は、メガネ屋に処方責任を押し付ける眼科には都合のいい制度であって、けっしてお客様がすべての面で得をする制度ではありません。

処方度数に関して、眼科医師は一切責任を取らず、メガネ屋に責任がないにもかかわらず、すべての負担をメガネ屋がしてしまえば、「眼科の眼鏡処方レベルの低下」「メガネ店の眼鏡調製技術レベルの低下」など、いろいろなところに問題が起き、弊害が生じます。

経済的、商売的な面ばかりを優先して、大切なメガネの内容はどうでもいいようなアドバイスをする眼科医師は、何を優先すべきかの感覚がオカシイように感じます。
眼科医が本当にお客様の経済的な負担を考えるのであれば、診療代を安くするなど眼科医が負担を受け持つべきです。  

メガネを購入するのはお客様なのですから、お客様の自由意思で、将来的なことも考えて、お客様の意に沿ったメガネ店でメガネを購入してください。

自店では、メガネお買い上げ後の1年間内の特別割引制があります。

これは、身体の成長とともに自然に変化する目や、もともと度数を弱目に合わしていて、それでは視力がものたらなくなったりしてのレンズ交換の場合に、お客様のご負担が少なくなるように、1年間内の特別割引をいたしております。

1年間内の特別割引は、レンズにキズをつけた等の理由にかかわらず、実施いたしております。
眼鏡調製もお客様との共同作業であり、共同責任になります。こちらが一方的に度数やレンズの種類をきめることはできません。
最終的な判断はお客様の方に権利がありますので、すべての責任を当方だけが負うということは、いたしておりません。ただし、お客様の負担が少なくなるように極力配慮はしていきます。

共同責任というのも、一見するとお客様が損のように感じますが、けっしてそうではありません。共同責任を感じていなかった、耐震偽装事件の建築士は結局、自分では責任は取りません。(取れません)重い負担は消費者にかかりました。悪い制度は、一部の者が利益を得ることになり、腐敗がおきます。結局は消費者が大損する典型的な例ですね。

自店は、どこの眼科とも経済的な結びつきはありません。
大切なメガネを作る眼鏡士として、これからも技術優先でメガネを作っていきます。

なにとぞご理解を賜わりたく、よろしくお願い申し上げます。


眼鏡士 浜田 清

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高知 メガネのハマヤ

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定休日 毎週木曜日
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