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高知 メガネのハマヤは、浜田清と久美のメガネ店です。

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〒781-2105 高知県吾川郡いの町新町66

眼鏡調製報告書 2

○○病院眼科 ○○先生
                                   メガネのハマヤ 眼鏡士 浜田 清

前略
貴眼科におきましては、日々ご清祥のことと存じます。 

3月22日に貴眼科発行の眼鏡処方箋(2月17日発行)を持参されました、A様の眼鏡の調製につき、ご報告をいたします。

貴眼科発行の処方箋の度数は下記の通りでした。
 R=S+0.50 Add.1.75
 L=S−0.50 C−0.50 Ax90 Add.1.75
               遠用PD=58
A様は遠近両用をご希望でしたので、念のために当方でも屈折検査をしてみました。

5m自覚的屈折検査(両眼開放屈折検査)
両眼開放での一次矯正値(両眼調節バランステストの前の値)
   RV=(1.0×S+1.0 C−0.25 Ax65) PD=29
   LV=(1.0×S−0.50  C−1.00 Ax85) PD=29
     遠見で2△基底内方・右1△基低上方
眼位の検査は「十字テスト」・「コの字テスト」・「濃いレンズ法」でおこないました。

ここから両眼調節バランステストをしますと、左右差は1.50Dでよいことになりました。
それから、両眼調節緩解テストをしますと、上記の一次矯正値度が両眼開放屈折検査の最終結果になりました。
A様に目の症状をお聞きしましたら、「疲れやすいし、ものが時々ダブッて見えることがある」とのことでしたので、視力表を見ていただいて、検査結果のプリズムで有無をお聞きしましたら「プリズムはあったほうが見やすくて楽」とおっしゃいました。とりあえず、この度数で、歩いてもらったところ「違和感がある」とおっしゃいました。

違和感の原因としては
・左右差の違和感
・水平プリズムの違和感 
・テストフレームによる違和感
・手術してから、一年ぐらいメガネを掛けてなかったことによる違和感などが考えられます。
メガネは本来違和感がゼロということはありませんので、こんな時は視力、眼位のことも考えてどこかで妥協点を探っていくしかありません。いろんな度数を試していただいた結果、(もちろん、貴眼科処方度数とも見比べてもらっています)

調製度数は

R S+0.75  0.5△アップ 1△イン
L S−0.50  C−0.75 Ax85 0.5△ダウン 1△イン

に決定しました。

プリズムに関してはやはり「いれた方が気持がいい、のけたら気持が悪い」とのことでしたので、上記のプリズムを入れました。
近用に関しては、左右差がありますので、累進帯長の短い11mmタイプを選んでもらいまして、その累進テストレンズを用いて装用テストも行なって、加入度数を決定しました。
近用加入度数 左右とも2.75Dです。A様の度数では、遠近両用メガネは慣れづらいことも考えられますが、A様のご希望で遠近両用での調製になりました。もし、この度数で上手くいかなければ、処方調製をした私の責任ですから、再製作の場合のレンズ費用は当方の負担とさせていただいています。

3月29日に出来あがりを取りにこられまして、お渡しのときに念のために視力を見てみましたら、両眼で1.0出ていました。しかし、やはり違和感があるとおっしゃいましたので、「最初はテレビを見るぐらいから、徐々に慣らしてください」と説明しまして、今まで裸眼で過ごしておられましたので、馴染むまでは、度ナシのサングラスを掛けていただくようにしました。

なお、A様はそちらさまから、「店舗を持っているメガネ屋なら、どこでも半年間は無料でレンズを替えてくれる。と言われましたが・・・」、と当方にお尋ねになりました。これはA様の聞き間違いかもわかりませんが、A様はそのように理解されておりました。
聞き間違いでないとしたら、この言葉の内容は間違っています。
無料でするもしないも商売上の方針ですから、個々の店によって方針は異なります。無料補償をしている店は、無料補償という呼び水で商売優先にメガネを販売したい店がそうしているだけのことです。

なんでもかんでも無料補償することは、秩序が乱れ、安易に無料補償をすることによる弊害もどこかで生じて、倫理的にも患者さんのためにもよくないと考える店はやらないでしょう。
自店では、お買い上げ後の保証制度は設けておりますが、眼鏡調製もお客様との共同作業であり、共同責任になります。
こちらが一方的に度数やレンズの種類をきめることはできません。
最終的な判断はお客様の方に権利がありますので、すべての責任を当方だけが負うということはしません。
ただし、お客様の負担が少なくなるように極力配慮はしていきます。我々メガネ屋は民間の企業ですから、適正な利益を出していかないと運営はできませんし、良いサービスの提供もできません。

その民間のメガネ屋が半年もの長い期間、しかも、その期間なら何度でも無料補償(きっちりした規定を設けていなければ、何度でも交換可能ということになります)をするとなると、それなりの損をしない「仕組み」を作っていきますから、無料補償制度が患者さんにとりまして経済的に有利ということは一概にいえないわけです。
ましてや、個々の店で価格も技術力も経営姿勢も違いますから、無料補償のことのみ強調して、その店でつくるようにアドバイスをされましたら、メガネ業界はドンドン悪くなり、結果、眼鏡士の魂をすてた眼鏡商人が増えることになって、国民の不利益に繋がってくるのではないでしょうか。

消費者本位の「仕組み」を構築していかなかった「士」の魂を捨てた、某建築士の事件は記憶に新しいところです。どこのメガネ店でメガネを購入するのかは、患者さんの自由意思ですが、患者さんの目のことを優先的に考えて、そちらさまでアドバイスをしていただけるのでしたら、「メガネ店を選ぶのに、価格だけで判断するのではなく、メガネ店の技術的な要素、店主との相性などもあるので、そんなところも考慮に入れて、メガネはアフターケアが大事だから、なるべくなら近くの店で、長く付き合うことのできるメガネ店を選んでください」としていただきましたら幸いです。

今回は私の責任で当方で処方させていただき、処方責任は当方にあります。次回も当方で処方する場合は当方で責任を持ちます。
 
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高知 メガネのハマヤ

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